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No.8 子宮頸がん検診、「細胞診」と「HPV検査」の違いは?

子宮頸(けい)がん検診といえば「細胞診」をイメージされる方も多いと思うが、近年「HPV検査」という新たな検査方法が注目されている。今回は、HPV検査の必要性について、ロシュ・ダイアグノスティックスに聞いた。

———「細胞診」と「HPV検査」の違いについて教えていただけますか?

子宮頸部(子宮の入り口)の細胞をブラシや綿棒などで採取し、顕微鏡で細胞の形が正常かどうか調べる検査が「細胞診」です。一方、「HPV検査」は、同様に採取した細胞内に、子宮頸がんの原因とされるヒトパピローマウイルス(以下、HPV)がいるかいないかを調べる検査です。HPVには100種類以上のタイプがあり、そのうち子宮頸がんに関係するHPVは主に14種類のハイリスク型HPVと呼ばれるウイルスですが、その中でも特にHPV16型、18型が子宮頸がんに進展する可能性が高く、感染した後の進展するスピードが速い超ハイリスクとも言われています。新しいHPV検査では、この14種類のハイリスク型HPVを特定して検出することができます。

HPV検査において、約14種類のハイリスク型HPVを検出する最新機器
HPV検査において、約14種類のハイリスク型HPVを検出する最新機器

———具体的にHPV検査はどのような手順で行われるのでしょうか。

従来の細胞診では子宮頸部の細胞をとったブラシや綿棒は検査用のスライドグラスに塗った後に破棄されますが、HPV検査を併用して行う際は、その残ったブラシや綿棒を専用の液に懸濁して検査をします。そして、特定の検査キットを使用してハイリスク型HPVが子宮頸部の細胞に感染しているかどうかを調べます。また最近では、液状化細胞診(LBC:Liquid Based Cytology)と言われる、採取した細胞を最初に懸濁してから細胞診とHPV検査の両方に使用できる方法が普及してきています。

身体的・精神的な不安軽減にも

———細胞診とHPV検査を併用するメリットを教えてください。

従来の細胞診にHPV検査を併用することで、がん化する前の細胞変異である前がん病変や異形成をより高感度に発見することができるといわれています。つまり、検診での「とりこぼし」を少なくする効果が期待されます。また、細胞診の際に採取した同じ細胞を利用して行うので、細胞を無駄なく検査することができますし、内診台には1回あがればいいので、身体への負担や検診への精神的な不安も軽減されます。

今の日本では、細胞診のみが主流で、一部においてHPV検査の併用が実施されています。海外では細胞診とHPV検査との併用が主流となっていましたが、しかし最近では、HPV検査の後に細胞診を行うフロー(HPVプライマリー)にシフトしつつある国もあります。

———マイナビが調査したアンケートによると、子宮頸がん検診を受けた人の多くが「会社で補助が出たから」と回答していました。HPV検査を追加で受けるとなると、金銭的不安もあると思います。

日本の子宮頸がん検診の受診率は低く、その中でも検診を受けている方のほとんどは細胞診のみで、HPV検査と併用されている方はほんのひと握り。もちろん「自費でHPV検査を追加するには金銭的にも厳しい」という方もいると思います。ただ、弊社が運営している子宮頸がん検診情報サイト「あかずきん.jp」にもがんを患った方の体験談が載っていますが、検診を受けていても半年後にかなり進行した子宮頸がんが見つかった方もいます。細胞診の結果だけで安心するのではなく、原因となるウイルスそのものがいるかを調べるHPV検査も併用することで、確実に自分の身体の状態を知ることができます。お金はかかりますが、自治体や企業によっては補助をしているところもありますので、ぜひ検査の併用をおすすめしたいですね。

細胞診と一緒にHPV検査を併用することは、原因となるウイルスそのものがいるかを調べ、より私たち女性の身体の状態を知ることができるのね。

(マイナビニュース広告企画: 提供 ロシュ・ダイアグノスティックス)

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