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あかずきん検診事情レポート

各界で活躍する女性達の子宮頸がん検診事情をレポートしました!

※プロフィールに記載の所属は、インタビュー当時のものです。

医学博士 西村由香里さん

私は今、大学で、「細胞検査士」を養成するコースの講義をうけもっています。細胞検査士とは「細胞診(細胞病理検査)」を専門とする臨床検査技師のこと。がんの早期発見や早期診断を目的に、体の細胞の一部を採取して、がんだけでなく「異型細胞(正常な状態ではない細胞)」やがんの前段階である「異形成」を発見することが主な仕事です。今、一生懸命学んでいる学生たちも、資格を得たら、子宮頸がんの検査を数多く行うことになるでしょう。子宮頸がんは若い人に増えていますが早期に発見し、早期治療を行えば、決して怖い病気ではありません。なのに、そのことを“知らない”ために発見が遅れてしまうことは、残念でたまらないですね。北里大学のような医療系の大学で学んでいる学生ですら、知識の不足から一度も検査を受けたことのない者がほとんどです。知識や情報の普及には時間がかかると思いますが、私は、入学や就職に際して行う健康診断に子宮頸がん検診を加える、あるいは、20歳になり成人を迎えたら女性は全員「検診を受ける」ことを義務づける、など学校や企業、社会が一丸となって、「子宮がん検診を受けるのはあたりまえ」な社会になってほしいと思います。皆さんに精度の高い細胞診検査を提供できるよう、優秀な細胞検査士を育てるのが私の勤めです。子宮頸がんは簡便な検査で早期発見が可能ですので、とにかく誰もが必ず検診を受けることが大事。あらゆる機会をとらえて、そのことを声を大にして伝えていきたいですね

PROFILE

1977年9月12日生まれ。北里大学医療衛生学部 医療検査学科 臨床細胞学研究室 助教、医学博士。2006年3月、北里大学大学院 医療系研究科博士課程を修了。同年4月から1年間、医療関連の企業に勤務し、その後、現職に。現在、臨床検査技師および細胞検査士育成のための講義を担当している。